相場をシンプルに考える
私のコンサル生の中に「FXは複雑で難しい」と言う方がいます。しかし、この認識は間違っています。相場は複雑なものではありません。というより、複雑に考えるべきではありません。価格が動くということはいたってシンプルなのです。
上昇、下降、レンジ(横ばい)
この3つしかありません。
なぜ価格が動くのか?の記事でさんざん説明してきましたが、
買いが売りを上回るから上昇する
売りが買いを上回るから下降する
買いと売りが拮抗しているからレンジになる
これだけです。
シンプルに考えてほしいと思います。
なぜ複雑で難しいと感じるのか?
この理由を考えてみましたが、以下の3つあると思います。
①勝率100%でないといけないと考えている
そもそもトレーダーは預言者ではありません。
負けがあって当たり前。勝ち負けを繰り返して最終的に利益が残ってればよいものです。勝率なんて50%以下だったとしても利益は残ります。
毎回1万円を損失するトレードを5回連続で行ったとしても、
最後の1回に10万円の利益が出れば、+5万円の利益になるわけです。
勝率100%を目指そうと考えることはそもそも間違っているのです。
②インジケーターを多く取り入れいてる
テクニカル分析をする際にインジケーターというものを使用します。以前の記事でも紹介したの説明は割愛します。インジケーターは正しい使い方をしなければ、誤った思い込みになりかねません。
多くのインジケーターを取り入れてテクニカル分析を行ってしまうと、
重要な判断材料を見落としてしまうことがあります。
インジケーターを否定しているわけではありません。安定的に機能するインジケーターのみを使い続けることが勝ちへの近道だと考えています。
③経済指標、政策金利、などファンダメンタル分析を取り入れている
多くの情報サイト、ツイッターなどから情報を多く、スピーディーに収集することが勝ちへの近道と考える方もいらっしゃるかと思います。
しかし、はっきり言って情報を仕入れてファンダメンタル分析を行うことは邪魔でしかありません。
今すぐやめた方がよいです。反論があればどうぞ。
①~③のミスは初心者なら陥りがちだと思います。私が講師を勤めるスクールでもよくこのミスに陥っている方を見かけます。
なぜを追求すると危険
私も理系の人間なので、トレードを始めた当初はなぜ価格が上がるのか?ということを追及していました。この考えに執着してしまうと、
せっかくの機会を取りこぼしたり、価格が下降しているのにいいニュースが出ているから上がるはずだ!といって買ってみたり、散々な目に合ってしまいます。
理屈、原理原則を考えてしまう医者や弁護士、理系の技術者、などの方にはトレーダーという職業はあまり向いていないかもしれません。
ファンダメンタル分析で勝つか、テクニカル分析で勝つか、どっちかを極めるべきだと私は考えています。(圧倒的後者推奨です。)
どっちも取り入れます、って言う方は成功までの道のりは長いと考えてください。
まとめ
相場はいたってシンプルであり、複雑に考えてはいけないものです。
上昇しているならば買い、下降しているのならば売り、それに乗っかれば良い。
「なぜ」を追及すると樹海入りしてしまうので、「何」が起こっているかを考える。
という認識を持ってトレードに励んでいただければと思います。
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